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京都大学 万博学

京都大学 万博学

万博はあらゆる専門分野において研究対象になりうる素材であり、世界各国で研究されています。
とりわけ日本には、1970年阪万博を背景に京都学人文科学研究所 吉田光邦研究班が手掛けた総合的万博研究に始まる、厚い蓄積があります。
それらを切に踏まえながら、21世紀の新しい万博研究の意義を模索するうえで、私たちは以下の4点を重視してきました。

・国単位の議論に尽きることが多かった万博を、かかわったすべての「人間」に着目して研究すること。
・万博を開催し、またはそれに参加した、一国ごとの視野に限定されがちであった万博研究に、諸国間の比較や連動を重視する観点を持ち込むこと。また、万博それ自体を支える国際制度の側から万博史を見直すこと。
・1945年を境に分断されることが多かった万博の歩みを、19世紀から現代に至る通史的な観点から見直すこと。
・狭義の研究者だけでなく、博覧会の現場にかかわる官民の実務家と研究者が、共同研究の構成員としてともに議論し、いかなる立場からも意義のある研究成果をめざすこと。

こうして私たちが活動を重ねてくる間に、2018年秋には2025年阪・関西万博の開催が決まり、日本を拠点に万博を研究する者は、歴史上にもまれな、ホットな環境に身を置くことになりました。
この気運のもと、より多くの方が万博に、そして私たちの「万博学」に関心を持ってくださることを願うとともに、万博をめぐって社会がきなうねりを見せるであろうこれからの時期、つねに変わらず、深みある議論の発信源になっていきたいと考えております。